8月9日、今日は長崎の原爆が投下された日ですね。
子ども向けには少し難しいお話ですが、そんな歴史体験を綴った絵本が
2015年に出版されていたのでご紹介します。
長崎で被爆し、重症を負った谷口稜曄さんの体験が綴られた絵本です。
ペーパーバック – 2015/7/27 i Tatebayashi(著) amazon.co.jp
イラストレーターで様々な賞を受賞している舘林愛さんが
2010年に谷口さんの講演を聞いて、書き起こした本です。
最初の数ページ、ちょっと鳥肌が立ちました。
ノートの1面が真っ赤に染められていて、
でも、
“This red is not red enough, I thought.
It doesn’t compare to his pain and suffering.I knew I had to learn more.
I must go there!”
公式サイトに「A Good Life in Hell」のイラストがいくつか掲載されています。
↓↓
Ai Tatebayashi
(ちなみにAmazon.com では「なか見検索」で絵本の中身をチラ見できます)
一般的な戦争や原爆の写真は衝撃ですが、
この館林さんのイラストも、結構衝撃だと思います。。。
イラストだからこその彩りが余計に恐ろしさを感じさせるというか。。。
原爆の恐ろしさ、過去からの教訓はもちろんですが、
むしろ「今」を生きることについて書かれており、
困難に直面し、生きることの幸せやその意味を
模索する人々へのメッセージのこもった絵本になっています。
お子さんが戦争というものを理解し始めたら、一緒に読んであげるのも良いかもですね。
↓共同著者のJustin Neelyさんの読み聞かせ動画です。絵本の画像はあまり出てきませんが、参考までに…。
※本の形式、出版社などによって、内容、デザインなどが多少異なることがあります。
日本語版はこちら。
生きているかぎり語りつづける ―谷口稜曄さんが世界中に伝えたいこと
主婦の友社
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