子ども向けの本がたくさんある本棚から、男性が1人も出てこない本を取り出します。
次に、女性が出てこない本も取り出します(動物しか出てこない本とかね)。
そして、女性が出てくるけれど、その女性たちがしゃべっていない本も取り除きます。
さらには、「プリンセス」関係の本も取り除くと…

本棚に残ったのは、たったこれだけ…。
みなさんのご自宅にある本は、いかがですか?

絵本の中に、王子様や兄弟の力を借りず、夢を叶えたキャラクターって、どのくらいいると思いますか?
もちろんゼロではないと思うけれど…。最近はそういう絵本も増えてきているはず。

小さいころに「見た」ものには「なれる」。
けれど、そういう女性像を知らなければ…?

女の子に向けた、こんな絵本があってもいいはず!という思いから作られた、世界で活躍する女性100人を取り上げた英語の本が出版されました。
Good Night Stories for Rebel Girls
ハードカバー – 2017/3/2 Elena Favilli (著), Francesca Cavallo (著) amazon.co.jp



Once upon a time, there was a girl who dreams to marry a prince walk on mars.

昔あるところに、王子様と結婚したい女の子がいました。(って、そんな風に始まる物語は始まり方はないと思いますけど 笑)
いえいえ、そんなことより、火星を歩きたいと考えた女の子がいたのです。
と始まるPR動画がおもしろい(笑)

この本では、クラウドファンディングで作られた本で、20,000人の支持者から100万ドル以上の支援を集めるという、クラウドファンディング史上、最も資金を集めた本と言われていて、エリザベス1世から、今も活躍するテニスプレーヤーのセレナ・ウィリアムズまで、世界を変えた(変えている)女性たち、宇宙飛行士、シェフ、テニス選手、エンジニア、画家、建築家、裁判官などなど、100人の女性たちを紹介しています。
(詳しくはこちらも参考に…Publishers Weekly “Kids’ Book for ‘Rebel Girls’ Tops $1M in Crowdfunding”

小さいころから、知らぬうちに植えつけられてしまう「女性ってこういうもの」というステレオタイプ的なものを解き放って、活躍した(している)女性のロールモデルを知ることによって、「自分もこんな風になれる!」とか、「頑張れば何にでもなれるんだよ」という女性に力を与えてくれる本になっています。これだけ資金を集められるということは、こういう本を求めている人がそれだけいたってことですよね。

見開きのページで、文章は左側のページ、右のページはビビッドでわかりやすいイラスト(世界の女性アーティスト60人が担当した)が描かれています。それなりのボリュームですが、こういう本が1冊手元にあってしかるべきなのかもしれませんね。秋から販売されていたようですが、Amazonでは、この3月からハードカバーが発売されたばかりです。

もちろん、男の子にも読んでほしい本だなと思います。

絵本の選び方も考えないとですね~。。。

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