暖かいと思ったら、また寒かったり…ちょっと体調を崩しそうな今日この頃ですね。
ということで、ふと思い出した、2011年にコルデコット賞を受賞したこの作品。
『エイモスさんがかぜをひと』というタイトルで、日本語版もでています 🙂

A Sick Day for Amos McGee
ハードカバー – 2010/5/25 ペーパーバック – 2017/5/2(予定) Philip Christian Stead (著), Erin Stead (イラスト) amazon.co.jp



動物園で働くエイモスおじいちゃん。
いつも動物たちと時間を作り、ゾウさんとチェスをしたり、カメと競争してみたり、シャイなペンギンの横に静かに座って時を一緒に過ごしてみたり…友達のように楽しい時間を過ごします。

でもある日、エイモスおじいちゃんが目覚めると、鼻水は出るし、くしゃみもでるし、なんだか悪寒もするし、風邪を引いたのでお仕事を休みました。

けど、事情を知らない動物園の動物たちは、

The animals waited for their friend.
The elephant arranged his pawns and polished his castles.
The tortoise stretched his legs and limbered up.
(中略)
“Where is Amos?” the animals wondered.

※pawn=チェスの駒の「ポーン」
※castle=チェスの駒の「ルーク」
※tortoise【tɔ́ːrtəs】=亀
※limber up=準備運動をする
余談ですが、カメは棲み処が主に水の場合「turtle」、陸の上の場合「tortoise」を使うみたいですね。

ゾウさんはチェスの駒を並べたり磨いたり、カメはストレッチして準備運動をしてみたり…
でもやっぱり、エイモスさんはやって来ない…そこで動物たちは…

この次のページをめくると、くすっと微笑んじゃいます。
だって、動物たちが、普段エイモスさんが通勤でやっているように、バス停に並んじゃうんですもん(笑)
もちろん目的は… 🙂

家で寝ていたエイモスさんは、彼らの姿を見て喜びます。

“Hooray! My good friends are here!”

サイが鼻を拭くためにハンカチを差し出したり、フクロウが読み聞かせをしてくれたり、いつもエイモスさんがやってくれることを、今度は動物たちがしてあげている場面が特に可愛くてほっこりします。なんだか友情ってこういうものなんだよね、ということを伝えてくれる優しい絵本になっています♡


※本の形式、出版社などによって、内容、デザインなどが多少異なることがあります。

エイモスさんがかぜをひくと
フィリップ・C. ステッド
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