英語の絵本を探すと、よく検索にあがってくるこの絵本。
人気の絵本らしいけど、イラストが個人的にあまり好きでなくて、今まで中身を見てさえいませんでした。

でも先日、この絵本に関する記事がたまたま目に入り、絵本の中身を見てみると…
もう大号泣…。

もちろん何も知らずに読んでも感動したのかもしれなけど、
この絵本を書くきっかけになった著者の出来事を知った上で読むと、尚更いろんな想いが心に染み渡ります。

Love You Forever
ハードカバー – 1995/9/1、ペーパーバック – 1986/10、Robert N. Munsch(著) Sheila McGraw(著) amazon.co.jp

著者の公式サイト(「Love You Forever」紹介ページ)にも書いてあるけれど、
この絵本は、奥さんとの間にできた2人の子どもが死産となってしまった経験から、その子どもたちに贈る歌として、著者が歌っていた歌が元になっているそうです。

“I’ll love you forever,
I’ll like you for always,
as long as I’m living
my baby you’ll be.”

日本語では
「いつまでも愛しているわ、いつも愛しているわ、私が生きている限り、ずっとよ赤ちゃん」と訳されているようですが、裏話を知っていると、このフレーズを聞くだけで、もう目がうるうるしてきちゃいます。

↓ちなみに、こんな歌だそうです。(著者が自ら歌ってます)

子どもはあっという間に大きくなっていく。
2歳になると家の中を走り回って、いろんなものをグチャグチャにして、
9歳になると夕食の時間にもちゃんと帰ってこない。
10代になると変な友達ができて、変な歌を聴いて、
でも、お母さんはいつも夜になると、眠ってる息子を抱っこして、この歌を歌うの。

息子が独立して家を出て行っても、
夜中にこっそり家を訪れてて、いつものように抱っこして歌います。
(↑さすがにこれは無理がある!…笑 でもいくつになってもお母さんにとって自分の子どもなんだなぁ…。)

でも、ある日、
お母さんが具合が悪いから会いに来て、と連絡がきます。
すると、今度この歌を歌ったのは、もちろん…

ここで、もう大号泣です。

母親の愛ってすごいんだな、そして大切にされている気持ちや親子の絆って、
こうやって受け継がれていくんだなって、とっても温かい気持ちになれます。
子どものための絵本、というよりは親のための絵本、という評判もあるようですが
まさにその通りかも。

子育てでたまにイライラしても、たまにこの本を読み返すと
初心に戻れるような気がしませんか?

私も毎晩歌って聞かせようかな?なんて思ったら
「The way I sing it in the story is just MY version. You are supposed to make up your own.」
だって。

そっか、自分バージョンの歌を作らないとね 🙂

絵本の中身は↓こちらから

※本によってはハードカバー、ペーパーバック、ボードブック版や出版年によって、内容が多少異なることがあります。

ラヴ・ユー・フォーエバー
●日本語版もあります
ロバート マンチ
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