「待つ」ことには意味がある？「Waiting」★動画有

「Waiting」- 待つこと、それは大人にとって、もしかして無駄な時間に思えたり、時にはイライラする時間にも思えるかもしれません。では、子どもにとっては？？

この絵本は、窓辺に置かれた5つの動物の置物が窓の外を眺めながら、何かが起こるのをそれぞれが楽しみにしているお話です。フクロウは月が出てくるのを待ち、傘をもったブタさんは雨を待ち、くまさんは風が吹くのを、そして子犬は雪が降るのを待っています。みんな、いつも窓際で待っていて、その待ちに待った瞬間が訪れると、とてもとても、幸せになるのです。そう、もう1人の仲間のうさぎさんは、特に何を待っているわけではないんだけど、窓の外を眺めているだけで幸せなんだって。

5人の仲間が窓辺で待っている間、訪問者も訪れます。でも、去ってしまって、また5人に逆戻り。
でも、最後には…？

「待つ」ことには意味があるんだよ、待っている人には幸せが待っているよ、と思わせてくれる温かい絵本です。

「Kitten’s First Full Moon(邦題：まんまるおつきさまをおいかけて)」で、アメリカで最も優れた子ども向け絵本に贈られる「Caldecott Medal(コールデコット賞)」を受賞した Kevin Henkes氏 の作品。

Amazonでも、3才から5才の子ども向け絵本で「Best Books of the Year 2015」に選ばれています。